高度な教育研究を支える全学技術センターへの期待
全学技術センター長・理事・事務局長 竹下典行
    

竹下事務局長  名古屋大学は、創造的な研究活動によって真理を探究し、世界屈指の知的成果を産み出すことを学術憲章で謳っています。このような高度な研究とそれを担う人材の育成や学生の教育は、いろいろな分野の技術支援の上に成り立っています。名古屋大学は、平成16年4月に全学技術センターを設置し、最先端の研究と教育を支援する技術レベルの向上・高度化と技術の継承を効果的かつ持続的に実現すること、および全学的に公平な技術支援サービスを提供することを目指してきました。平成21年4月より、本センターは、「教育および研究に対する技術的な支援を行うため、本学の部局からの要請に基づき技術職員を派遣または配置するとともに、本学構成員の依頼に応じて支援業務を行う」組織であることを明確化して、新しい運営の体制と組織になりました。そして平成27年4月より「名古屋大学設備・機器共用システム」(NUESS)の運用 を開始しました。学内外の研究者に対し、本学の共用の設備・機器の公開、利用方法の周知を行い、全学の研究力強化促進に大きく寄与したいと考えています。
    
技術支援サービスの拡大と質の向上をめざして
全学技術センター技術部長・総長補佐・教授(兼)松村年郎
    

松村教授  総合大学である名古屋大学の技術支援は、学問とそれを伝える教育の多様性に対応して、大きな広がりと深さをもっています。環境・安全や情報通信などの大学全体の基盤となる技術、特殊な分析技術、独創的な装置の試作・開発およびフィールドにおける研究・実習の支援など多岐にわたっています。このような高度な技術の全学的な流通と活用によって、本学の教員・研究者・学生の研究と教育の質が飛躍的に向上することが期待されます。平成21年4月の改組によって、本センターは「ひと」と「業務」の運用を行う組織としての役割を担うことになりました。また、技術支援業務の組織的な運営のために管理職の体系を整えるとともに、技術の専門性に応じて技術職員の皆さんを専門職としての職名(技師など)で称することになりました。このような組織により、技術支援サービスの拡大と新しい技術の導入に努めるとともに、技術レベルの向上・高度化を図るための研修・研鑽にも組織的に取り組んでいます。全学技術センターは、それぞれの教育・研究の現場の皆さんからの要望・期待、ご意見・ご提案を取り入れながら、積極的に技術支援を行うことにより、世界屈指の知的成果となる研究とその人材輩出に貢献していきます。